水道管の漏水 どのように音で判別する?「音で街を変えてゆく。」と掲げるwavelogy株式会社による、AI技術を用いた音と振動の解析システム。例えば、水道管から水が漏れる音を解析しその漏水箇所を突き止めるなどといった活用事例があります。「水道管が経年劣化している中で、漏水調査が求められています。センサーから地面の音をクラウドにアップするような機械を作って、その地面の音から、中にある水道管の漏れている音を抽出します」と道上さん。番組ナビゲーター・中川安奈さんが「事前情報として、漏れている水道管の音を(AIに)インプットしているということなんですか?」と聞くと、道上さんは「はい、そういうことです。『漏水の音ってこんな音』というのをいっぱい集めている。機械による調査時に、それと似ているか似ていないかを判別しています」と解説。この調査を行う、経験値のある専門職の方以外にも「誰でも調査ができるようになる未来が近づいているということなんですか?」と中川さん。道上さんは「まさにそうですね。今年は私が漏水調査の前線に立つということもしている。少しずつ、今まで漏水調査に関わっていない人が関われるような未来ができてきているかなと思います」とのこと。水道管の漏水調査以外にも「トンネルをカンカンカンって叩いたときに、トンネルの表面が割れているか割れていないかで音が変わったりするんです」「エビがご飯を食べる音といった海の中の音」などと、解析の対象となる音を紹介。中川さんがこの技術をどんな分野で役立てたいかと聞くと、これまでインフラ・製造に対して自社のサービスを提供してきた中で「私たちの生活のもう少し近い領域、例えば街中の音であったりとか、マンホールの音であったりとか、いろんな音が今後使えるようになるんじゃないかなと思っていて、そこを今日ブレストできればと思っています」と道上さん。wavelogy株式会社BtoC向けの新たな活用アイデアブレストが始まり、番組ナビゲーター・川田十夢さんからは、鉄道への乗車時「車両に酔っ払いばかりいたら嫌だなって。その(車内の)音によって、車両の中のアルコール度数みたいなのが出たらいい」というアイデアが。これには道上さんも「測れそうです」とのこと。中川さんからは「どのくらいで鶏がしっかりゆで上がったかみたいな。揚げもそうだし、音で『これぐらいで(ゆで具合や揚げ具合は)オッケー』と教えてくれたりするものがあったら絶対買います」というアイデアが。そこから道上さんは「最近私が着目しているのが擬音。例えば、天ぷらはカラッと揚げると言うじゃないですか。カラッとってどんな音なんだろうと思って。それを定量的に出せるのであればすごくおもしろいのかなと思っています」とアイデアを広げます。川田さんも「あらゆるオノマトペを可視化できますよね。(オノマトペを)数値化できるというのは面白いかもしれないですね」と賛同。中川さんはさらに「動物の気持ち」に関するアイデアも、動物の気持ちを判別するという技術が「ちょっとずつ出ているけど、(現状では)本当?って思うものが多い」中で、音を元に動物の気持ちを解析する案を挙げます。この「ペット」に着目したアイデアについては道上さんも「全然気づいていなかった」と、普段BtoBの活用事例が多いからこそ、BtoCの活用シーンは発見になった様子。“創発ワード”は「耳をすませば街が分かる」「Morisawa Fonts NEW WAVE OF START UP」では、放送での内容を一言で“創発ワード”として総括し、お気に入りのフォントで表現してもらうSNSでの展開を実施しています。道上さんの“創発ワード”は「耳をすませば街が分かる」。フォントは「UDデジタル教科書体」をセレクト。「人間の(耳を)すますという行為を技術で支援できたら」とし、さらに「街という言葉を使ったのは、今いっぱい(アイデアを)挙げていただいたとおり、普段から私たちの身の回りに音はある。それらは、街を形成しているすべてなんだろうなと思っているので」と語りました。出演企業と番組による“創発”を目指す「Morisawa Fonts NEW WAVE OF START UP」。この放送でのトークをきっかけに、wavelogyの解析技術の活用シーンも広がるか?これからの展開もどうぞお楽しみに。