カカオではなくエンドウ豆・キャロブ豆のパウダーを使用植物性油脂や業務用チョコレート、大豆加工素材などの開発・生産・販売を手掛ける不二製油株式会社。今回放送で取り上げたのは、カカオ豆由来の原料を使用せずに、ミルクチョコレートのように扱える業務用の製品「アノザM」です。昨年発売になったこの製品は、カカオ豆相場の高騰により価格と供給が不安定となっている中、代替食材としての活用が見込まれているものです。石渡さんは「アノザM」について「正確にはチョコレートとは呼ぶことはできないんですけど、世間では“代替チョコレート”と呼ばれていたりします。チョコレートにはカカオ豆由来の素材・原料が使われていますが、それを一切使わず、チョコレートのような味・感覚を楽しめるような食品になっています」と説明。プレート状に成形された「アノザM」を試食した番組ナビゲーター・中川安奈さんは「これ、チョコじゃないんですか?美味しい。甘さもちょうどいいし信じられないです」と驚いた様子。香りなどもチョコレートのように感じたとのこと。その感想を受け、番組ナビゲーター・川田十夢さんは「なぜカカオを使ってないのにチョコっぽいんですか?」と石渡さんに質問。すると「カカオ(由来の)の原料の代わりに、エンドウ豆とキャロブ豆のパウダーを使ってこの色や味わいを出しています。弊社は植物油脂の会社で、チョコレートのような口づけを植物油脂で再現しているという商品になっています」と石渡さん。中川さんが現在の活用事例について石渡さんに聞くと、「多くはパティシエさんのショップなどで普通のチョコレートと並べて置かれたり」しているとのことで、並べておくことで「食べ比べてみたい」と楽しむお客さんもいる様子。さらに中川さんが価格帯についても訊ねると、「カカオ危機の時に代替物として作られていますので、基本カカオよりは高くならない形」と、カカオ由来のチョコレートよりリーズナブルな点もメリットになります。続いて川田さんが「成形のしやすさ」について質問。「植物油脂の技術を使って、(カカオ豆に含まれる油脂の)ココアバターとほとんど差がない形でお使いいただけるのが特徴」(石渡さん)とのことで、様々な形で成形して楽しむシーンが想定できそうです。様々な“成形”による楽しみ方が?そこで「面白い形が作れるかもしれないですよね」(川田さん)と、様々な活用シーンを想定しブレストを進めていきました。 川田さんからは「デコレーションケーキの上に乗っかってるチョコレート菓子って、せいぜいプレート(が多い)じゃないですか。いろんなものをもっとのっけていったらいいなと思っていて、3Dプリンターで型を作って、その型にこれを流し込んで、見たことないようなデコレーションを作ったりしても面白いかもしれない」とアイデアが。中川さんからも「誕生日ケーキの上に自分の顔に近い“似顔絵チョコ”みたいなものが3Dプリンター経由でできて、(ケーキに)のっけられたら流行りそうですよね」という案が。J-WAVEが多数のイベントを主催している点をふまえ中川さんが「J-WAVEのイベントも何かできたらいいですよね」と触れると、石渡さんは、温度管理の面をクリアできると実現の可能性があるとのこと。シーズナルな活用シーンとしては、中川さんから「アドベントカレンダー」案が。「(アドベントカレンダーは)12月のカレンダーなんですけど、1日から31日まで1日ずつ窓がついていて、開けると中からお菓子が出てくる。それのチョコバージョンのものが大好きなんですけど、代替チョコを使ってこのアドベントカレンダーを流行らせるというのも楽しい」という案が挙がり、川田さんは、前述の「イベント」案を踏まえ「フェスだとすると、その(出演)アーティストに準じたものでもいい」と、各アーティストに関した成形というアイデアの広がりも。成形については、「いろんな形を作るには3Dプリンターもありますが、シリコン型というやわらかいものだと3D的・立体的にできたりします」という方法も石渡さんから挙がりました。石渡さんはさらに「我々は業務用の(製品を扱う)会社」という点に触れ、「製品を仕上げていくためには色、形、見た目は大事。そういうところはパティシエの皆さんのほうが専門家なので、そういう方の助けが必要だと思います」と、ここまで挙がってきたようなアイデアを実現するためには、調理をする人との協業が必要である点に触れました。“創発ワード”は「未来のカタチのチョコレートみたいなの…」「Morisawa Fonts NEW WAVE OF START UP」では、放送での内容を一言で“創発ワード”として総括し、お気に入りのフォントで表現してもらうSNSでの展開を実施しています。石渡さんの“創発ワード”は、放送中の口頭でのニュアンスも含めた「未来のカタチのチョコレートみたいなの…」。フォントは「エコー」をセレクトしました。「新しい素材ですので、カタチも含めて、まだ見たことないものを作れたらいいなと思います」と石渡さん。川田さんも、可視化という概念を踏まえて「“可食化”していこう」とこれからの展開に思いを馳せました。出演企業と番組による“創発”を目指す「Morisawa Fonts NEW WAVE OF START UP」。この放送でのトークをきっかけに、「アノザM」を活用した新たな”カタチ“も生まれるか?これからの展開もどうぞお楽しみに。