ヴァイオリニストとして活躍 楽団も立ち上げ「6歳から29歳までオーストラリアで、ヴァイオリンを毎日13時間弾いてました」という由良さん。ヴァイオリニストとしての活動から幅を広げ、現在はプロデューサー、実業家、ヴァイオリニスト、音響監督と多彩な顔を持つ由良さんのキャリアを掘り下げました。ヴァイオリニストとして活動中、オーストラリアを拠点とするエミネンス交響楽団を創設。番組ナビゲーター・川田十夢さんは、「楽団を作ったところから(キャリアが)ちょっと変わってきました?」と質問。 由良さんは「いろんな賞にも優勝しまして、ソリストとしてもオーケストラと一緒に演奏したりしていたんですけども、物足りなくなっちゃって。特に(オーケストラの観客が)若い方たちが多くないので、若い方たちが集まるような曲を弾くオーケストラを設立したのが変わった瞬間ですね」といいます。 この楽団はオーストラリア・シドニーの新聞に掲載されるなど話題になったと振り返ります。「ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズの音楽でも有名な植松伸夫さんが、スクウェア・エニックス社員として最後の日に、コンサートに来てくれて、彼の曲を演奏して。そこが始まりでした」。ゲーム音楽に携わるそして、ゲーム音楽の現場へ。「ちょうどその頃、シドニーにフォックススタジオという映画スタジオができて、『マトリックス』とかをやっていたところなんですけども、そこでオーケストラを録れる立派なホールがあるから、遊びに来る作曲家さんたちから『由良くん、ここで録りたいけどどう?』みたいな話が来て、崎元仁さんや光田康典さんの曲を収録したのが初めで、そのうち結構声がかかるようになって」と由良さん。こうして、『ディアブロIII』『涼宮ハルヒの消失 (映画)』『劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ』をはじめとして、ゲームや、ゲームを基調とした世界観の映画作品などに声がかかるようになったそう。さらに「僕が一番好きだったゲーム会社」というアメリカ拠点のゲーム会社、ブリザードエンタテインメントでの視察も、キャリアを広げる「きっかけ」だといいます。「ムービーパートが非常に綺麗で、ナラティブとゲームがちゃんとくっついていて。そこにすごくリスペクトがあったんですよ。そこの開発者さんたちがいろいろ、多分見せちゃいけないものも見せてくれて、作り方とか教えてくれたんですよね。(自身の担当は)録音監督なのでゲーム制作と全く関係ないのに。でもそれがきっかけでCGが少しずつわかるようになってきて、最終的にそこで会った鈴木卓矢という背景モデラーですごく有名な人がいるんですけど、一緒に会社を作ることになりました」とのこと。こうして、CG映像制作会社SAFEHOUSEを2019年に立ち上げることに。アニメーションプロデューサーとしてそして昨年Netflixで配信された『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』ではアニメーションプロデューサーを務めた由良さん。音響監督も務め、さらに第6話ではヴァイオリンも弾いているとか。この作品の監督を務めたエラスマス・ブロスダウさんについて「彼はリアルタイム映像を作る最先端。彼と小島(秀夫)さんはすごく仲がいい」という存在だそうで、「彼(ブロスダウさん)と一緒に何かやろうか、から始まったSAFEHOUSEでもあります」とのこと。「作品の制作には三年半かかりました。本当にやりがいのある仕事で、すごくやってよかったと思います」と振り返りました。そのほかにも職歴は幅広く、自身の交友関係についてのトークでは、「(音楽プロデューサーの)ナイル・ロジャースのマネージャーをしていた時もありました」というエピソードも登場しました。今後目指すところは?今後の展開について「話せる(情報解禁できる)話はあるんでしょうか?」と川田さんが聞くと、「(今のタイミングでは)あまりないんですけど、私たちはゲームもやっているし、映像も作っているし、音楽もやっているしという中で、それを全部くっつけられるようなプロジェクトだったら素敵だなって」とヒントを。「よく子供の頃、いろんなゲームをやっていて、これがアニメだったらいいのになって(思って)、アニメで出てきたら『ちょっとこれ違うぞ』というのがあるんですけども、うちはゲームエンジンで全部やっているので、そのまま(の世界観で)輩出できる」と、これまでのキャリアを踏まえて、由良さんならではの強みについて言及しました。 「ヴァイオリンをやめたきっかけもそうなんですけど、自分より大きいものをしなきゃ意味がないと思っていて。いろんな素晴らしい方と、この業界を通じて知り合った中、ちゃんとフルに、皆と仕事できるようなことをしたいなと、そこを目掛けております」と語ります。自身を切り取った言葉は「PERSONAL BEST」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。 由良さんが自身を切り取った言葉は「PERSONAL BEST」。「自分のベストを尽くすという意味で、その言葉に何回も救われて。ヴァイオリンを弾いていたら“Ctrl+Z” “UNDO”が効かないんですよね。それで、間違えちゃったとか、あの時ああすればよかったとか(演奏で)よく凹むことがあったんです。でもベストを尽くしたらそれ以上できないじゃないですか。そうやって自分を許していたというのもありまして」と説明。 「名前もいいですよね。『スタートレック』のボーグみたいな」と、フォントは「ボルクロイド」をセレクトしました。PODCAST | 川田十夢×由良浩明本放送をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F20tmQYVaRK6Q5GA62WjlzH%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E