2024年12月27日(金)は、YouTube登録者数は170万人超え、総再生回数は10億回超えのラーメンYouTuber SUSURUさんが登場。2015年にYouTubeチャンネルを開設しまもなく10年。チャンネルを運営している中での意識していることや工夫についてトーク。ラーメン業界だけに留まらない、YouTubeチャンネルを運営したい方全般にも役に立ちそうな、舞台裏の話が盛りだくさんの放送となりました。▼目次YouTubeのアルゴリズムの変化「お昼はガッツリラーメン食べて、夜はなるべく食べない」という生活で、撮影は「ほぼ昼」だというSUSURUさん。金曜夜放送のこの番組にちなみ、ナビゲーターの川田十夢さんが「いつもだったらこの時間は編集している時間?」と聞くと「そうですね、基本的には(動画の)ナレーションのもとになる、ラーメンの感想とか、動画のオープニング・エンディングとか、コメント返信のコーナーとかの作業をしています」とSUSURUさん。川田さんが「初期って結構短かったでしょ、動画が。今、結構ラジオ的なコーナーがありますよね」と、長尺になっていったSUSURUさんの動画の構成について質問すると、「そうですね…YouTubeも、いわゆるアルゴリズムが結構変わってきているので、それに合わせてやっているという感じです」とのこと。動画が長い方がいいということですか?と川田さんが尋ねると、「めっちゃ正直言えば、動画が長い方がお金稼げるって感じです」と明かしてくれたSUSURUさん。「長い方が、いわゆるインプレッションというんですけど、YouTubeのトップ画面に表示されやすくなるので。その分、やっぱり再生回数も伸びやすい時代なんですよね」「短い動画の方が元々好きではあったんですけど、どうしても尺を伸ばさないと波に乗れないという段階に来ちゃったので」といいます。SUSURU TV店舗からの“案件”は受けないSUSURUさんが手がける動画について「最初期は短距離走」という印象があったという川田さんは、「見やすくなった感じがしますよね」と語ります。「今は店主さんのインタビューを動画の中に入れたりしてるんですけど、昔は本当にラーメンを食べるところだけ映す、みたいな感じで。今の方が、よりラーメンの詳細な情報を届けられるようになった」というSUSURUさん。そこで川田さんは「最初期って、やっぱりアポ取りも大変でしたよね?」と、店舗との関係構築について質問。SUSURUさんは「最初の頃は、YouTube自体がそこまで認知されてないような時代だった」と振り返り、アポを取る時に「YouTubeって何?みたいな感じで、結構突っぱねられることとかもありましたね」と明かします。「お店側に理解されることも増えたから、店員さんも出てくれるようになったんですかね」と川田さんがいうと、「そうですね、動画がだいぶ撮りやすくなったかな」という印象を抱いているそう。川田さんが続いて聞いたのは「ラーメン店からのオファーみたいなのもあるんですか」という、タイアップ案件との向き合い方。SUSURUさんは、食品メーカー企業とのタイアップの実績はあるものの、ラーメン店から直接の案件は受けないですね、とのこと。「自分が行きたいなと思ったところに行くようにしています」と言い、その理由について「信頼度が絶妙なバランスで成り立ってるチャンネルかなと思うので、そこの信頼度が薄れちゃうと視聴者が離れちゃうんじゃないかなと思って」と話されました。いいところを見つけるそれに関連して川田さんは「ぐっと来たのが、ラーメンに点数をつけないじゃないですか」という点にも触れます。「ランキングとか点数づけとかをやらないようにしようというのが自分の中であって」というSUSURUさん。「撮影させてもらっている手前なので、いいところをなるべく見つけよう、優劣を付けるとかじゃなくどの店にも個性があっていいよね、というやり方でずっとやってきたつもりではいます」と語りました。採点が必要なラーメンに関する審査員の依頼などもお断りしているとか。川田さんが「ボキャブラリー豊富に喋ってるけど、美味しいって言わない回ってあるもんね」と指摘し、SUSURUさんは「長く見てくださってる方には、何となく『普段よりこれ美味いんじゃないか』みたいなのが伝わるような動画の作り方はしていて」と表現の工夫を語りました。 一番意識しているのは「早く食べること」さらに、ラーメンへの愛が感じられるこだわりも。川田さんが、SUSURUさんが信頼できることとして挙げたのは「食べているシーンが短い」という点。「いろんな角度から撮っているYouTuberもいるけど、早くラーメンを食べるためにパパッと撮るっていうのが信頼できますよね」と視聴していての印象を語ります。SUSURUさんも、「物撮りの時間は多分YouTuberの中でもめちゃくちゃ短い方だと思います」とのこと。「ラーメンってやっぱり生ものなので。出された瞬間がもちろん一番ピークに美味しくて。食べるのが遅かったりするとどんどん麺が伸びてしまったり、スープがぬるくなってしまったりとかがあるので、なるべくそこは店員さんの意図を汲みたい。ベストな状態で食べたいというのが自分の中であるので」と語り、一番意識していることは「早く食べることかもしれないですね」と語りました。リサーチする時に惹きつけられるのは「丼顔」 1,000件くらい食べに行きたいラーメン店があるというSUSURUさん。どのように店舗をリストアップをしているのかという話題では、「食べログ」「ラーメンデータベース」といったサイトや、InstagramやXといったSNSを通して調べていると話し、その中でも最も惹きつけられる要素として「丼顔(どんがん)」を挙げました。「情報よりも、やっぱりラーメンの画像1枚。僕は勝手に丼の顔と書いて『丼顔』って呼んでるんですけど、丼顔の強さみたいなものが、やっぱり一番惹きつけられる」のだそうです。放送ではさらに川田さんがお薦めするラーメン店の話や、「都内で2024年オープンの新店」から選んだSUSURUさんのベスト店舗・新富町の「燎〜kagaribi〜」についての話題、和食やフレンチからの参入もあるという直近の業界トレンドなどラーメントークが続きました。自身を切り取った一言は「コイツからラーメン取ったら何も残りません。」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。SUSURUさんは自身を「コイツからラーメン取ったら何も残りません。」という言葉で切り取りました。「YouTubeのサムネイルって、もちろんポジティブなワードもありなんですけど、ちょっとネガティブっぽいワードを入れるとたくさん人が見てくれるところがある」そうで、この一言にも少しネガティブなワードを入れつつ、一方で「それ(ラーメンYouTuber)以外この9年間何もやってきていないので、その『1本でやってきました』という感じを出せたら」という意味合いとのこと。フォントは「UD新ゴ(AP版)H」をセレクト。「YouTubeのサムネイルっぽい、自分が使っているものに似ている感じのフォントです。このフォントで、力強い感じで、強い言葉を言うっていうのをやりたいなと思います」とのことでした。PODCAST | 川田十夢×SUSURU本記事の放送回をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplayer.sonicbowl.cloud%2Fepisode%2F4a1322ec-d52f-48d7-9005-e0fd0a0c2a45%2F%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20height%3D%22240%22%20width%3D%22100%25%22%20style%3D%22border%3A0%22%3E%3C%2Fiframe%3E