1月24日(金)は、美術家・パフォーマーのぼく脳さんが登場。SNS上でカルト的な人気を誇るぼく脳さんの考え方に迫りました。▼目次表現方法はファッションが「しっくり来た」「ご自身のことを最近はどう自己紹介されているでしょうか?」とナビゲーター・川田十夢さんが聞くと、「フリーランスのフリーター」と表現したぼく脳さん。「芸人」と言っていた時期もあったそうですが、「芸人にはリスペクトがある」ため「それはちょっとな、と色々経た」上で「一番しっくりきました」というのがこの肩書きだそう。 ぼく脳さんのことをタイムライン上で追いかけていたという川田さんは、「この人はどうやって自分のアイディアを出力して食べていくんだろうと思っていた」とぼく脳さんへの関心を語ります。昨年、渋谷パルコ内「PARCO MUSEUM TOKYO」で行われた個展「ぼく脳展」や、その後出版された作品集「ぼく、ぼく脳」を踏まえ、「切り口としてはファッションが一番出力形態として馴染んだんですかね」と質問。「今はそうですね」とぼく脳さん。「何か変なことやってるって思われがちなんですけど、僕って多分ファッションだと王道なんですね。ファッションって変なことが王道なので。だから結構しっくりきた。やりやすいですね」とのこと。ファッションブランドの「カッコいい」と思う点「ぼく脳さんと仲良くしたいなと思って、いろいろ好きな発言をまとめたんですよ」という川田さん。『服ってあるあるがわかりやすい』『ズボンは穿くし、帽子は被る』『ハイブランドは、俺と同じニュアンスのズラしかたをしている』いずれもファッションに関するその発言の一部を紹介すると「そんなこと言ったっけな…書面で見ると違いますね」というぼく脳さん。「言ってたんですよ、ボケなのかもしれないけど、でも本当にそういうとこあるなと思って」と川田さん。そして自身も「ARの仕事」でパリコレに関わる中で、頷けるところがあったそう。「ああいうところで発表してる人って、最先端を提示したいのもあるけど、ウケたいというのも絶対あるなと思って」と語る川田さんに、ぼく脳さんも「そうですよね」「有名なブランドとか、『もうかまさなくていいだろう』というブランドもまだかましてるのを見ると、そこはカッコいいと思います」と頷きました。「そこは結構悩み」なのは?川田さんは、ぼく脳さんの作品の中からミートソースの汚れで点数を競い合えるTシャツ「ミートソースシューティング」を例に挙げ、「(このデザインの)特許とか取ればいいんじゃない?ああいう柄、結構いろんなところ出したがりそうだけどね」という提案も。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%B1%9A%E3%82%8C%E3%81%A7%E7%82%B9%E6%95%B0%E3%82%92%E7%AB%B6%E3%81%84%E5%90%88%E3%81%88%E3%82%8BT%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84%E3%80%81%E9%80%81%E6%96%99%E8%BE%BC%E3%81%BF5500%E5%86%86%E3%81%A7%E5%8F%97%E6%B3%A8%E8%B2%A9%E5%A3%B2%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%E5%95%86%E5%93%81%E5%88%B0%E7%9D%80%E3%81%BE%E3%81%A72%E9%80%B1%E9%96%93%E3%81%BB%E3%81%A9%E3%81%8B%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82%E6%AC%B2%E3%81%97%E3%81%84%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%BB%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2F2N68G20pgR%22%3Epic.twitter.com%2F2N68G20pgR%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E3%81%BC%E3%81%8F%E8%84%B3%20(%40_bokunou)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2F_bokunou%2Fstatus%2F1767890362897719392%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EMarch%2013%2C%202024%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E「確かにカレーうどん(『カレーうどん射的』)とかもありますし、なんかいろいろできそうではありますね」とぼく脳さん。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E3%80%8C%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93%E5%B0%84%E7%9A%84%E3%80%8D%EF%BC%B4%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%E3%81%93%E3%81%AE%EF%BC%B4%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84%E3%82%92%E7%9D%80%E3%81%A6%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%81%86%E3%81%A9%E3%82%93%E3%82%92%E6%80%9D%E3%81%84%E5%88%87%E3%82%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84%E3%80%82%E9%A3%9B%E3%82%93%E3%81%A0%E6%B1%81%E3%82%92%E4%BB%98%E7%9D%80%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%A6%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%92%E7%AB%B6%E3%81%84%E5%90%88%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FqCJrhcgBbU%22%3Epic.twitter.com%2FqCJrhcgBbU%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E3%81%BC%E3%81%8F%E8%84%B3%20(%40_bokunou)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2F_bokunou%2Fstatus%2F849620440616099840%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EApril%205%2C%202017%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E川田さんが、ブランドから「一緒に作りませんか」という声がありませんかと訊ねると、「あんまりないですね。そこは結構悩みで、僕、本当にクオリティーがまぁ低いので。思いついたらすぐ作っちゃって、すごい雑なまま出しちゃって。同じアイデアにしても、ハイブランドとか見ていてもやっぱりクオリティーの差だなというのは結構感じますね」と明かしました。「つまらない」を考える続いて川田さんが紹介したぼく脳さんの発言は『つまらないはおもしろいの一部』。「これは覚えています」とぼく脳さんは続け、「つまらないってやっぱり一番面白いなというか、つまらないって面白いという大きなジャンルの中の一つというか。『面白いの逆はつまらないじゃないな』ということをあるとき感じた」と言います。「つまんないなって言いながら楽しんでいる自分がいて、『つまらないとは何なんだろうな』って、結構そっちを考えていったので。『面白い』を考えるのは、もう結構行くところまで行ってる感じはある」とその発言の意図を解説しました。「よくワンアクセントとして呼ばれる」さらに話題は制作のスタイルについて。「基本的に1人で作るよね」「1人で作るってやっぱすごいなって。ぼく脳くんのネタいっぱい好きだけど、レモンとかをDJがやるみたいに絞ってね(「スメルジョッキー」)。あのネタって後ろにDJがいないとできなくない?」と川田さん。すると「そうなんですよ。だから毎回その場で頼む」「フェーダーを下げるところだけ指示して」とぼく脳さん。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%20data-media-max-width%3D%22560%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E3%83%AC%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%92%E7%B5%9E%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%92%E6%93%A6%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A%E3%81%97%E3%81%A6%E4%BC%9A%E5%A0%B4%E3%81%AE%E9%A6%99%E3%82%8A%E3%82%92%E6%93%8D%E3%82%8B%E3%82%B9%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%81%A7%E3%81%99%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2Fp3aNKHPdIT%22%3Epic.twitter.com%2Fp3aNKHPdIT%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E3%81%BC%E3%81%8F%E8%84%B3%20(%40_bokunou)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2F_bokunou%2Fstatus%2F1713525342915416395%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EOctober%2015%2C%202023%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E|レモンを絞ったりリンゴを擦ったりして会場の香りを操る「スメルジョッキー」「1人で今完結してることを、チームでやろう(という考え)とかはないの?」という川田さんは、ぼく脳さんが「チームの中に入った時にどういう動き方をするのかな」と興味を持っているよう。すると「いろんなところに、よくワンアクセントとして呼ばれますね。1人変な人みたいな。結構それに徹します」とぼく脳さん。「空間の拡張」などの案件で呼ばれるという川田さんが「(そういった場に)ぼく脳くんがいてくれたら」と相談し、ぼく脳さんが「ワンアクセントとして使ってください」と応じるやりとりも。自身を切り取った一言は「脳みそのバーター」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。ぼく脳さんが自身を切り取った一言は「脳みそのバーター」。「アイデアのバーターと迷ったんですけど。ぼく脳の脳にちょっとかけました」「こういう(番組出演のような)場所にも、作品に連れてってもらってる感じがするので」とのこと。この言葉を聞いた川田さんは「ボケなんだろうけど、油断するとかっこよく聞こえる」。すると「そこなんですよ僕のミソは」とぼく脳さん。「結構そこが本質というか僕の核かもしれないです」とのこと。そんな言葉を表現するにあたり「良いのが(あった)」と選んだフォントは「那欽」。「文字のお刺身って感じがして、なんかすごい良いです。瑞々しくて」とフォントへの印象も語りました。PODCAST | 川田十夢×ぼく脳本記事の放送回をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplayer.sonicbowl.cloud%2Fepisode%2Fe3d0f70f-2cd9-4d07-a0b0-b8a0bfe3e172%2F%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20height%3D%22240%22%20width%3D%22100%25%22%20style%3D%22border%3A0%22%3E%3C%2Fiframe%3E