2月7日(金)は、 “孤高のカルト芸人”こと永野さんが登場。BUCK-TICK好き・音楽好きといった永野さんの側面を掘り下げていきました。▼目次永野さんが語る川田十夢さんの印象まず番組ナビゲーターの川田十夢さんが、永野さんに「僕のことはご存知でしたか?」と聞くと、「僕BUCK-TICKのファンで、ラジオとか結構チェックしてて」という永野さんは、当番組の今井寿さん(BUCK-TICK)の出演回もチェックし、「通りすがりの天才」こと川田さんについて、「『天才』と自分で言うんだ」と注目していたそう。さらに、「川田さんのお仕事を調べたところ、昨年末に、僕(川田さんの仕事を)浴びてるわけですよ」と、川田さんが映像面で参画したBUCK-TICKの日本武道館公演「ナイショの薔薇の下」に触れます。この日は新体制となったBUCK-TICKの初の武道館公演でした。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3EBUCK-TICK%20%E5%B9%B4%E6%9C%AB%E6%81%92%E4%BE%8B%E3%81%AE%E6%AD%A6%E9%81%93%E9%A4%A8%E5%85%AC%E6%BC%94%E3%80%82%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%EF%BC%88%E6%92%AE%E5%BD%B1%EF%BC%9A%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%81%96%E5%A4%AA%E9%83%8E%EF%BC%89%E3%81%8C%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%80%81%E6%94%B9%E3%82%81%E3%81%A6%E3%80%82%E5%B7%9D%E7%94%B0%E5%8D%81%E5%A4%A2%EF%BC%88%E3%81%A8AR%E4%B8%89%E5%85%84%E5%BC%9F%EF%BC%89%E3%81%AF%20%E5%A4%A2%E9%81%8A%E7%8C%AB%20%E3%81%A8%20%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E8%B3%AA%E3%81%AA%E9%9A%8E%E6%AE%B5%20%E3%81%A8%20%E9%9B%B7%E7%A5%9E%20%E9%A2%A8%E7%A5%9E%20-%20%E3%83%AC%E3%82%BE%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%82%B9%20%E3%81%A8%20%E5%86%A5%E7%8E%8B%E6%98%9F%E3%81%A7%E6%AD%BB%E3%81%AD%20%E3%81%AE%E6%98%A0%E5%83%8F%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82MV%E3%81%A8%E3%81%AF%E5%85%A8%E3%81%8F%E5%88%A5%E3%81%AB%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%8F%E7%94%A8%E6%84%8F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%82%E3%81%AE%E3%80%82%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%95%E3%81%AB%E5%90%8D%E5%89%8D%E3%81%8C%E8%BC%89%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%A6%E3%81%86%E3%82%8C%E3%81%97%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%83%BC%E3%80%82%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FioXp03WdjX%22%3Epic.twitter.com%2FioXp03WdjX%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E5%B7%9D%E7%94%B0%E5%8D%81%E5%A4%A2%20(%40cmrr_xxx)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fcmrr_xxx%2Fstatus%2F1881359720604422496%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EJanuary%2020%2C%202025%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3Eこの公演を芸人・ヒロシさんとともに観たという永野さん。川田さんが映像を手がけた楽曲「冥王星で死ね」について、「バックの映像がやばすぎて!冥王星で死ねっていうあの文字が出たとき、隣でヒロシさん爆笑してましたから。それはね…すごすぎて爆笑してました。『なんだこれ!』って。あれ、僕も最高でした」と振り返り、映像と音の融合を飛び越え「いよいよ映像が勝った瞬間。今のBUCK-TICKが再スタートでやっていくのを見事に表現した、一瞬のあの映像でした」と振り返ります。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E6%9C%80%E5%BE%8C%E3%81%AB%E7%95%AA%E7%B5%84%E3%81%A7%E3%81%8B%E3%81%91%E3%82%8B%E6%9B%B2%E3%82%92%E5%85%88%E3%81%AB%E4%BC%9D%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8F%E3%81%A8%E3%80%81%20%E5%86%A5%E7%8E%8B%E6%98%9F%E3%81%A7%E6%AD%BB%E3%81%AD%20%EF%BC%88%E5%A5%BD%E3%81%8D%E9%81%8E%E3%81%8E%E3%81%A63%E5%9B%9E%E7%9B%AE%E3%81%AE%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%A8%E3%82%A2%EF%BC%89%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2Fny1p0GKNrQ%22%3Epic.twitter.com%2Fny1p0GKNrQ%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E5%B7%9D%E7%94%B0%E5%8D%81%E5%A4%A2%20(%40cmrr_xxx)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fcmrr_xxx%2Fstatus%2F1872599374058156306%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EDecember%2027%2C%202024%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E新生BUCK-TICKを永野さんはどう表現した?このBUCK-TICKの話題から川田さんは、永野さんが自身のYouTubeで語った、新体制となったBUCK-TICKについて「Joy DivisionからNew Orderになった」という、洋楽アーティストを例に挙げた表現に言及。%3Ciframe%20width%3D%22704%22%20height%3D%22396%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2Fn-YFmz3kJBY%3Fsi%3D5yLVn1prP72Mxpvr%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3D%22%22%3E%3C%2Fiframe%3E永野さんは「(新体制初のアルバム)『スブロサ SUBROSA』を褒めることが、今までのBUCK-TICKを否定してるように感じてる方がいたらそれは違うよと。New Orderだから、New Orderとして聴くべきだって思ったんですけど、そういう理屈の前に僕ね、『スブロサ SUBROSA』最高だったんですよ」とその例えに込めた想いを明かしました。そしてBUCK-TICKの中では、「ゴリゴリの今井派」だという永野さん。「駅前の1000円カット」で「今井寿」と名乗って通おうとしたエピソードや、「(今井さんと同じ)左利きになろうとして失敗した時期」があったというエピソードも披露しました。50代の迎え方BUCK-TICK 今井さんについて「今年還暦なんですよね」と触れた川田さん。50歳になった永野さんは、自身について「去年50になったんですけど、9個上に今井さんと(爆笑問題の)太田さんがいるんですよ。だから『9年はいけるかな』っていう指針として見てます。だって、自分が9年後に『冥王星で死ね』っていう作品を作れるかって思うと…YouTubeとかでも話しするんですけど、僕、目上の人とか見ると(大体)がっかりするんですよ。ですけど今井さん、太田さんも、どんどん期待をいい意味で裏切ってくれるから、ああいう人を見ると嬉しいです」と語ります。そんな永野さんの日頃の活動やトークを踏まえて、川田さんは「永野さんの50代の迎え方が、すごいいいなと思ってる」と話します。永野さんは「49のときに、『来年50?』って誰か芸人に言われたんですよ。20から30になるときもそうだけど、(年齢の)最初の数字が1個上がるって、自分にとってすごく重くないですか?『50なんてなるんだ』って思ったから、今初めてここで言いますけど、自分から言っちゃえって思ったんですよ。だから結構、49あたりから『俺50』って言ってたんですよ」と明かし、「今井さんが前、自分のプロフィールで好きなアーティストを(セックス・ピストルズでボーカルを務めた)ジョン・ライドンって書いてたんですよ」という点にも触れます。「まさにパンクの創始者」(永野さん)のジョン・ライドン。そのパンクミュージック界について「みんなガリガリじゃないですか」とビジュアル面での特徴に触れ、一方でジョン・ライドンの「俺は俺っていう立派な体の持ち主」というありのままの点が「50代を迎えるにあたって、すごいかっこいいなと思ってました」と語りました。若い世代をリスペクトできる理由そんな永野さんについて、川田さんが「羨ましいなと思う」こととして挙げたのは「若い世代とちゃんと会話している」点。永野さん自身は、同世代が持つ「俺たちの世代」という感覚が抜けているといいます。「50っていう年代の人と共に生きてきた感覚がないんです。30代とか全然売れなくて、引きこもるぐらい金もなかったから『俺たちの世代』って感覚が抜けてるんで、40歳になって売れたとき、『中年の星』とか言われるとめっちゃ頭にきたんですよ」。そういった同世代間の共感がないため「本当に20代の人もリスペクトできる」「20代、10代が言ってることも、マジで吸収して入っちゃう」という永野さん。「『俺もね、50まで生きてきて…』って言う人って、褒められたいから、自分の歴史を美化するじゃないですか」と言い、自身については「やっぱ30代のあの闇の経験があるんで、取り返したくて取り返したくて」と若い世代をリスペクトできる理由を語りました。音楽面での興味を発信するようになった経緯さらに川田さんは、YouTubeなどで永野さんが自身の音楽愛を語っていることについて、「結構最後の手というか、あまりそれを自らのお仕事と結びつけてなかったですよね」と理由を訊ねます。「隠してました」と永野さん。「ラッセンが好き」ネタでブレイクし、B.B.クィーンズの楽曲「おどるポンポコリン」が好きだという永野さんは「ああいう道化みたいにずっといたかったんですけど、やっぱり無理なんですよ。道化だと日本じゃ一発屋って言って」とし、「金もないし世の中がコロナ(禍)になって…」というときにYouTubeでニルヴァーナに関する企画に呼ばれたそう。「洋楽トークできるんだ、あのラッセンの人が」となり、「金がないし、仕事のためにやっていたら、(音楽関連のトークを)ピックアップしてくれることが増えて、そういう仕事も増えたから(話しても)『あ、いいか』って今思ってて」と「最初から狙いではなくて、最初はもう仕事のためにやって」いたと明かしました。そんな永野さんについて、トークの中に音楽や映画の要素も溶け合い「もうトーク中よどみ出てるじゃないですか。いい状態ですよね」と川田さん。すると永野さんはお笑いについては「ただ流行ってたからやっただけ」と振り返ります。「お笑いが得意なだけで特にお笑いファンではないんですよ。だから映画とか川田さんとかがやられてる映像側の(話の)方が自分にとっては刺激的なんです。お笑いファンのフリするのやめて、もうミックスして喋っちゃおうって」と現在のトークの裏側にある考えを語りました。自身を切り取った一言は「中流階級が産んだ悪魔」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。「まずフォントから発表していいですか」と発表したフォントは「きざはし金陵」。「これはもう完全に、今井寿さんと同じフォントがいいっていう」と永野さん。そして切り取った一言は「中流階級が産んだ悪魔」。自身について「下等から成り上がったわけでもない」とし、「僕、売れてないとき、売れ出した芸人が『バイトできない』とか言ってテレビ出てるのを『かわいそうだな』って思いながら、30代なのに親の仕送りで3食お腹いっぱいになりながら売れてなかったんで」「ハングリーから来てないのがタチが悪くて、だからって家族とラブラブでいるわけでもないという、仕送り泥棒の中流階級の、人でなしです」と境遇を表現。しかし川田さんは「でもそれがあるから(音楽などの)文化と離れなかったってのがありますよね」と聞くと、永野さんも「それはあります!」と同意しました。PODCAST | 川田十夢×永野%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplayer.sonicbowl.cloud%2Fepisode%2F8831f59f-7057-41e2-863b-f59d9452393a%2F%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20height%3D%22240%22%20width%3D%22100%25%22%20style%3D%22border%3A0%22%3E%3C%2Fiframe%3E