2月28日(金)は、伊勢志摩産あこや真珠ブランド「SEVEN THREE.(セブンスリー)」を立ち上げクリエイティブディレクターとして活躍、その傍ら観光大使「伊勢志摩アンバサダー」としても活動中の尾崎ななみさんが登場。今までは市場からこぼれていた「突起を持って生まれてきた真珠」を「金魚真珠®」と名付けて展開した過程や成果を教えていただきました。▼目次「流通に乗らなかった真珠」を金魚に見立てるこの「金魚真珠®」について、「ネーミングの鋭さ」と「エコシステム」への貢献という点に着目した番組ナビゲーターの川田十夢さん。改めて尾崎さんに「金魚真珠®」について教えてもらうと、「流通に乗らなかった真珠たちなんです。真珠って多分丸くて白いものを皆さんイメージするかなと思うんですけど、実はいびつな形になった真珠もたくさんできるんです」といいます。流通せず生産者の元にとどまっていた「尾びれが生えたように見える真珠」を見たときに、金魚に見え「金魚ちゃん」と呼んでいたという尾崎さん。そこから「金魚真珠®と名前を付けて、商標登録して商品化」したとのこと。金魚真珠®と名付けられた尾びれのような突起を持って生まれてきた真珠(公式サイトより) 尾崎さんは「私のおじいちゃんが真珠の養殖をしているんです。私も養殖を手伝ったりしたんですよ。その時に本当に作るのが大変だったのに商品として買ってもらえない真珠があるのを知って、めちゃくちゃ勿体ないなと。本当にこの苦労を見てるからこそ何とかしたいなと思った」といい、祖父に「この真珠って売っちゃ駄目なの?」と聞いたそう。「そういうこと(売ってはいけないこと)じゃない。でも自分たちだと売り方がわかんないんだって言われて」、「SEVEN THREE.」を祖父とともに立ち上げたそうです1日1個ずつ、1点ものの真珠を紹介こうして発売した「金魚真珠®」は「爆発的にパンッって売れたというよりも、本当にじわじわちょっとずつ広がっていくんです」とロングセラーに。この商品の話題で、メディアにも継続して出ることができているとのこと。 継続的な取り組みとしては「366日金魚真珠®」というものも。公式Instagramアカウントで「1日1個ずつ」紹介すると共に、その1点ものの真珠をオンラインストアで販売しています。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E3%80%90365%E6%97%A5%E9%87%91%E9%AD%9A%E7%9C%9F%E7%8F%A0%E3%80%913%E6%9C%88%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FwhIf9I4Std%22%3Ehttps%3A%2F%2Ft.co%2FwhIf9I4Std%3C%2Fa%3E%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FezzyRUMfKk%22%3Epic.twitter.com%2FezzyRUMfKk%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20SEVEN%20THREE.%20%E3%82%BB%E3%83%96%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%2F%E9%87%91%E9%AD%9A%E7%9C%9F%E7%8F%A0%20(%40seventhreepearl)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fseventhreepearl%2Fstatus%2F1895768891617657150%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EMarch%201%2C%202025%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E「毎日紹介していくと『いろんな形があって楽しいな』(と気づく)、みたいなのがスタート」「やっぱり、記念日とか大切な日が皆さんあるので、その日の真珠ということで手に持ってもらえるようになりました」と尾崎さん。 川田さんは「これは見事ですね、一覧で見ることで、『形こんなに違うんだ』ってことにもなるしね」と語ると、「そうなんですよ。本当に同じのを探す方が難しくて、形、色味も違うので、それを楽しんでいただけたらなと思ってます」と尾崎さん。真珠だけを購入して「お守り」にする方もいれば、加工オプションでネックレスやピアスにする方もいるそう。海外のお客さんとのエピソード海外での販売は未展開とのことですが、「問い合わせは増えた」と尾崎さん。訪日外国人の方が増えている中で「InstagramのDMで連絡をくださって、旅行で日本を訪れた際に買いに来てくださる方もいらっしゃいます」とのこと。特にその中でも印象に残っているエピソードとして「最初はやっぱり、まん丸の真珠が欲しいってことだったんですけど、金魚真珠を見たら『金魚もいいね』ってなって。私が身に着けてた真珠を、私物なんですけど『全部欲しい』と言われた」ことを上げられました。「びっくりして、私が着けているのでいいんですか?って聞いたら、『どうやって着けるのかイメージが湧くし、あなたが好きで選んで作ってるものだから一番良い真珠でしょ?』ということでした」「耳から首、指輪も、ちょうどその方とサイズが合って。すべてお買い上げいただいて、お帰りになるとき私は何もつけてない状態で見送りました」という出来事があったのだそうです。 放送の中では、川田さんの開発分野であるARを活かした拡張アイデアについてもトーク。「オルゴールみたいなものを作りたくて」と川田さん。真珠にスマートフォンをかざすと「オルゴールを開いたら音が鳴る」ことと同じように音が鳴り始めるというアイデアを尾崎さんに提案し、尾崎さんもジュエリーだけにとどまらない展開への意欲を語りました。「真珠って(一般的な市場では)ジュエリーの展開がほとんど」の中でふと「ジュエリーじゃなくてもいいよね」「私自身この真珠を展開したいというのがまず目的なので、ジュエリーである必要性はない」と考えたそうで、「ジュエリー屋さんになりたいわけじゃないから、真珠屋さんって名乗ろうと思って。ジュエリーブランドって言っちゃうとやっぱりジュエリーだけになっちゃってたから、最近はアート寄りに持っていきたいなって、去年からそういう動きをちょっとしてるんです」と明かしました。自身を切り取った一言は「ルーツの組み合わせ」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。尾崎さんが自身を切り取った言葉は「ルーツの組み合わせ」。「私は生まれ持ったカードを最大限使ってるなと思っていて。伊勢志摩で生まれて、おじいちゃんが真珠養殖をやってて、というところを組み合わせて今になっているので、そういう言葉を選んでみました」とその言葉の意味合いを説明。選んだフォントは「しまなみ」。「『しま』が入っているから?」と川田さんが聞くと、「そう、志摩市とななみをかけあわせた『しまなみ』というのがあると思って、そのフォント名だけで決めました」「名前で選ぶのもありですよね」と川田さん。「フォントが本当にたくさんあってびっくりしました。(しまなみの)字も素敵で。綺麗系でいきました」とのことでした。PODCAST | 川田十夢×尾崎ななみ%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplayer.sonicbowl.cloud%2Fepisode%2Fa2decacd-bc74-4fe3-b8ea-cf8d4e90a397%2F%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20height%3D%22240%22%20width%3D%22100%25%22%20style%3D%22border%3A0%22%3E%3C%2Fiframe%3E