5月23日(金)は、「映画感想TikTokクリエイター」として、TikTokを通した「新たな映画文化発信」を行うしんのすけさんが登場。しんのすけさんは、TikTok社が世界の注目クリエイター50組を紹介する「The Discover List 2025」で日本から唯一選出されています。TikTokを通し発信するようになったこれまでのキャリアや、発信において意識していることなどを語りました。▼目次自主制作や大学での勉強で映画と向き合うまず、名前の表記がひらがなであることについて尋ねた番組ナビゲーターの川田さん。しんのすけさんは「僕が(TikTokを)始めた当時は若い子たちが多かったので、文字がパッと目に入るときに漢字よりひらがなの方がいいのかなと思ってひらがなにしました」と話します。続いて「映画感想クリエイター」という肩書きについても伺うと、「京都芸術大学の映画学科で制作を学んでいたんですけど、評論家の方もいらっしゃって、4年間間近で映画評論家の先生と一緒に過ごしていたので。この人と同じ肩書きを名乗るのはないだろうって最初に思ったんですよね」と評論家の方々への尊敬の意を語ります。同時に「地元の近所の兄ちゃんの映画好きなヤツで、ちょっと『話オモろいなこいつ』っていうポジションにいられればいいなと思って、言葉として何が適してるのかなと思ったときに、感想で」と考えたといいます。しんのすけさん自身も高校3年生のときに自主映画を制作し、映画を作る面白さを感じるようになったそうですが「友達も巻き込んで大変な迷惑をかけながら一回自分でやってみたら、『こんなに思ったに通り作れねぇんだ』みたいなことをちゃんと感じて、それで(映画を)ちゃんと勉強しようと思って大学行った」と、大学で映画を学ぶようになった理由を語りました。 そんなしんのすけさんのキャリアを踏まえ「『感想』とおっしゃるわりにはちゃんと勉強してるんですよね、実はね」と言う川田さんに、「そうですね、それが今も活きているので良かったなと思います」としんのすけさん。講師として教えることがTikTokアカウント開設のきっかけに続いて、川田さんは「映画の世界とTikTokって遠そうですけど、どうやってたどり着いたんですか?」と質問。 これは「学校を卒業してから、映画とかドラマの現場、いわゆるプロの業界に行って」、さらに「専門学校の講師をいろいろとすることになって、その中で動画やSNSを教える話になった」ことがきっかけだそう。 6年前の当時、YouTube、Twitter(現X)、Instagramなどがある中でしんのすけさん自身は「TikTokだけ全く知らなかったんですよ」とのこと。「でも、その状態で学生たちの前で偉そうに語るのはダサすぎるだろうと思って、『一回自分でやってみよう」、そこが結構大きなきっかけでしたね」としんのすけさん。TSUTAYAの「店長のおすすめ」コーナーが大好き以来しんのすけさんのTikTokアカウントは6年で70万人のフォロワーに。「TikTokは比較的若い人が見ているだろう中で、若い人は特に映画から離れてそう、迷子になってそうじゃないですか」と語る川田さんに、「そうなんですよね。サブスクのいわゆるレコメンドでトップしか見なくなっていく」という若い世代の課題を挙げるしんのすけさん。大好きだという「TSUTAYAの店長のおすすめみたいなコーナーを、デジタル上の僕個人のアカウントでやりたいなという思いがあります」と語りました。「謎の出合いみたいなもの、偶発性が失われた中で、TikTokって結構偶然の出合いが、映画だけじゃなくていろんなカルチャーであったりする」ため、発信が「TikTokがメインになっている」側面もあるといいます。 TikTokで映画の感想を発信するにあたっては「翻訳は大事」なんだとか。若い層が多いTikTokでは、「キーワードを今風に」「キャッチーなところはド頭に持っていきたい」という点を意識しているそう。さらに「全部を説明するとあまり人に伝わらないなと思っていて、僕が自分で一番刺さった部分を最初に言うことを心がけています」とのこと。 放送では、しんのすけさんが「映画を好きになったきっかけの作品」として挙げた、ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の作品『シザーハンズ』について、実際にその場でしんのすけさん流に紹介してくれました。TikTokのみならず新たな発信も映画を「自分で撮ろう」という思いがあるかという質問には、「やっぱり撮りたい」としんのすけさん。「縦型(動画)のお仕事で監督をすることもありますが、やっぱり長編撮ってみたいですよね」とのこと。映像分野でのVRなどの「新しいフォーマットの挑戦」に興味があるといいます。 また、昨年には動画特化型カルチャーメディアサイト「MEW'S BOX」立ち上げという新たな取り組みも。これは、「カルチャーを支えたのは雑誌だと思っていたので、その雑誌(で伝えていたこと)を動画に何とかできないかっていうところもあって、動画カルチャーメディアというのを僕らで絶対やらなきゃいけないなと」と、小説紹介クリエイター けんごさん、アート紹介クリエイター 耳で聞く美術館さんとともに始めたというものです。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E3%80%90%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%AA%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%80%91%3Cbr%3E%E5%BC%8A%E7%A4%BE%E3%80%81%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%EF%BC%81%EF%BC%81%3Cbr%3E%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%92%E7%9B%9B%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF%E3%80%8C%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%84%E3%82%82%E3%81%AE%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%80%8C%E5%B1%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%8C%E5%A4%A7%E5%88%87%E3%81%A0%E3%80%81%E3%81%9D%E3%81%86%E6%80%9D%E3%81%84%E6%B4%BB%E5%8B%95%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%8D%E3%81%9F%E7%A7%81%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AE%E6%AC%A1%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82%3Cbr%3E%3Cbr%3E%E2%80%9C%E5%8B%95%E7%94%BB%E7%89%B9%E5%8C%96%E5%9E%8B%E2%80%9D%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%88%E3%80%8CMEW%E2%80%99S%20BOX%E3%80%8D%E3%81%8C%E5%A7%8B%E5%8B%95%EF%BC%81%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FOf7GvIEdjX%22%3Ehttps%3A%2F%2Ft.co%2FOf7GvIEdjX%3C%2Fa%3E%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FPRTIMES_JP%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3E%40PRTIMES_JP%3C%2Fa%3E%E3%82%88%E3%82%8A%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E3%81%97%E3%82%93%E3%81%AE%E3%81%99%E3%81%91%20%7C%20%E6%98%A0%E7%94%BB%E6%84%9F%E6%83%B3TikToker%20(%40S_hand_S)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2FS_hand_S%2Fstatus%2F1792361368198488171%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EMay%2020%2C%202024%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3E自身を切り取った一言は「なんとかなる」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。しんのすけさんが自身を切り取った一言は「なんとかなる」。「漫画『シャーマンキング』が大好きで、主人公の麻倉葉がよく人を励ましたり自分のことを言うときになんとかなるって(言っていて)、僕は小さいときからその言葉が好き」とのこと。その言葉を表現するフォントについては「優しいフォントでありながら、芯のあるデザインなので、それが絶妙に刺さるんじゃないかなと思って。ちょっと物語感もあって」と、「陸隷」をセレクトしました。PODCAST | 川田十夢×しんのすけ本記事の放送回をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F0JjFDdweY5ILOnQXc3E5PV%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E