川田十夢さんの著書のデザインを手がける番組ナビゲーター・川田十夢さんは、山﨑さんについてアパレルブランド「アンリアレイジ」のパリ・ファッション・ウイークでの施策が最初に「一緒だった」機会と振り返り、さらに2020年発売の自身の著書『拡張現実的』のデザインを手掛けてもらった点について触れます。 そのデザインについて「すごく簡潔に、大体2ページで一つの章が完結するような作り方だったので、(章によって)文字数もさまざまありつつ、それをどう収めるか考えていって、グリッドに落ち着いたんです」と山﨑さん。川田さんが「山﨑くんがやってくれた装丁が本当に見事で、グリッドが本当にピタッとハマりましたね」と語る通り、書籍はグリッドを巧みに取り入れたデザインとなっています。「拡張現実的」川田十夢/著(東京ニュース通信社発行)「Quick Japan」のデザインのこだわりそんな山﨑さんは2023年より、カルチャー誌「Quick Japan」のアートディレクションを手掛けています。自身も読者として読んでいた中で「本当にまさかの話が2023年に舞い込み、今やもう2年ぐらいやってます」と山﨑さん。現在のディレクションの方針については、既存の「Quick Japan」は「結構雑多なイメージ」「結構ガチャっとしたイメージ」というイメージを持っていたという中、「整合性」を意識したそう。「僕は本を作るときに余白がデザインだと思っているので、余白をかなり大事にしています。本文の段が二段とか五段とかあるんですけど、全部余白が同じになるように設計していたり。そういうところに気をつけて、パラッと見たときに整合性が取れるというか、きれいに見えるものを目指して作っています」とデザインの意図を解説しました。“言葉が残る”イメージを表現したリリックビデオ山﨑さんの代表作には、崎山蒼志さんの楽曲『五月雨』のリリックビデオも。 %3Ciframe%20width%3D%221280%22%20height%3D%22720%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2FkRBMulPxc64%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3Eこのリリックビデオについては「インディーズで曲を出すからリリックビデオを作ってくれという話が(所属するNO DESIGNに)来まして。リリックビデオなんて作ったことないですから、自分ができるものの中でいかにやるかみたいな感じで」「うちの社長が(リリックビデオの)監督なんですよ。(社長と)話していた時に“言葉が残る”みたいなイメージを話していて、それを視認化した。全部、一枚一枚イラストレーター上で画像を作って、それをiMovieで編集して作っている」と舞台裏を明かしました。デザイナーとしての仕事観デザイナーとしての原体験や仕事観についても掘り下げ。「山﨑さんは子供のときからデザインが好きだったんですか?」と聞くと、「グラフィックデザインの仕事をしようとは全く思っていなかった」とのこと。 「高校生のときからファッションのデザインがしたいと思って」いた中、大きな出来事として、アパレルブランド「アンリアレイジ」との出合いを挙げた山﨑さん。「もう打ちのめされて、もうこれ以上の服作れないなって思って。keisuke kandaさんもそうですけど、もう自分が服を作る必要がなくなった感じがして」といいます。そんな中「絵が描けるまではいかないんですけど、グラフィック的な分野には興味があったので、今の(所属する)NO DESIGNが募集している話を聞いて、話を聞きに行って、何もできないのに入れてもらった」と、デザイナーの道へ。川田さんからは「自己表現」をどうしているかという質問も。すると「あまり(していない)。仕事に追われて」と山﨑さん。「グラフィックデザイナーってやっぱりクライアントありきというか。書籍を作るにおいても出版社と編集者がいて、オファーがないと(できない)。自分で何かを作って、それが仕事につながっていくという人ももちろんいらっしゃると思うんですけど、オファーを受けて作る受注生産みたいな感じがメインなのでちょっと自己表現は難しいですね(笑)。『その展示やってください』と本当に言われたら考えます」と仕事観が垣間見える答えが。自身を切り取った言葉は「NO」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介していますが、その一言にも山﨑さんの仕事観が色濃く現れました。自身を切り取った言葉は「NO」。「僕らの仕事って、もちろん自分を出していく仕事ではあると思うんですけど、自分をなくしていく仕事でもあると思っていて」と山﨑さん。「どうしても自分というものは出てくるけど、それをあまり明確な形にしたくないという思いが僕はあって。符号、癖みたいなものはもちろん出てくるんですけど、クライアントとの成約によって成り立つものだから、自分にNOと言うのも仕事かなと。その上でダサいものにはしない」と語りました。フォントは「大声でNOと言うこともあるし、小声でNOと言うこともあるので」という意味合いを込め、「結構小さくても視認性が高いフォント」として、「太ゴB101」をセレクトしましたPODCAST | 川田十夢×山﨑健太郎(デザイナー)本放送をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F4IduHR0qHaEdcavP3fvojs%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E