演劇のパンフレットやチラシを「めくっていく」中で「どういう存在になるか」ナビゲーターの川田十夢さんは、劇作家・演出家・俳優の安藤奎さんが2016年に旗揚げした演劇団体・演劇アンパサンドによる『デンジャラス・ドア』を観た際、目に留まったフライヤーが宮村さんのものだったと振り返ります。「フライヤーのお仕事は結構ずっとされている感じですよね?」と質問すると、「安藤さんはその三作前『歩かなくても棒に当たる』からのお付き合い」と宮村さん。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%E9%80%9A%E3%82%8A%E3%81%99%E3%81%8C%E3%82%8A%E3%81%AB%E4%B8%8B%E5%8C%97%E6%B2%A2%E3%80%82%E3%81%B2%E3%81%95%E3%81%B3%E3%81%95%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%80%82%E3%81%82%E3%81%AE%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E7%9A%84%E3%81%AA%E3%83%89%E3%82%A2%E3%81%AE%E9%96%8B%E9%96%89%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%84%E3%81%86%E6%A7%8B%E9%80%A0%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A0%E3%82%8D%E3%81%86%E3%80%82%E5%A5%B3%E6%80%A7%E3%81%97%E3%81%8B%E5%87%BA%E3%81%A6%E3%81%93%E3%81%AA%E3%81%84%E8%88%9E%E5%8F%B0%E3%81%A7%E5%A4%A7%E7%88%86%E7%AC%91%E3%80%82%E4%BC%9A%E8%A9%B1%E3%81%AE%E5%A6%99%E3%80%81%E3%81%8A%E8%85%B9%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E3%81%AE%E4%BE%8B%E3%81%88%E8%A9%B1%E3%80%82%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%AE%E5%B0%91%E3%81%97%E3%81%AE%E6%81%90%E6%80%96%E3%81%A8%E3%83%92%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E%E3%81%A8%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%81%98%E3%82%8F%E3%81%98%E3%82%8F%E3%81%A8%E3%80%82%E3%83%80%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AF%E4%BD%95%E5%BA%A6%E3%81%A7%E3%82%82%E8%A6%B3%E3%81%9F%E3%81%84%E3%80%82%E6%9C%80%E9%AB%98%E3%81%AE80%E5%88%86%E9%96%93%E3%80%82%E3%83%87%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A2%E3%80%82%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FmufShcZTtM%22%3Epic.twitter.com%2FmufShcZTtM%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E5%B7%9D%E7%94%B0%E5%8D%81%E5%A4%A2%20(%40cmrr_xxx)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fcmrr_xxx%2Fstatus%2F1983084242491117622%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EOctober%2028%2C%202025%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3Eそこからトークは“演劇のフライヤー”制作について。宮村さんは「フライヤーといっても、美術展のフライヤー、映画のフライヤー、演劇のフライヤーとあって、演劇は特に紙の印刷物を大量に作りますよね。劇場に行くと、いろんな公演のチラシを配られる」とその特徴に触れた上で、「(演劇の)開演前に、(観客が)これから観る演劇の内容が書かれた当日パンフレットと、(他の公演の)チラシをめくっていくと思うんですよね。その中に埋もれないもの、その中でどういう存在になるかというのは意識します」とのこと。しかし「意外と目に留まるのが、ほとんど情報がない、いわゆる仮チラシと言われるタイトルと出演者しか載っていない“色上質(紙)にただ刷っただけのもの”。逆に一番目立ったりする」と宮村さん。それを受け川田さんは、演劇の特徴について「グラフィックデザインもそうだし、劇作家の宿命ですよね。すごい過酷だなと思って。だって、何年か先の劇場を先に押さえなきゃいけなくて、その(公演が行われる)時のお客さんの気分を先読みしなきゃいけなくて、めっちゃ難しいですよね」と語ります。宮村さん曰く「映画は完成したものをフライヤーに落とし込みますけど、演劇は衣装合わせとかの段階で公演タイトルのロゴを作ったりビジュアルを作ったりしなきゃいけないので、想像を働かせる部分が大きいです」とのこと。 『デンジャラス・ドア』の場合を例にその進め方を聞いてみると「今でもずっと安藤さんがイラストを描かれて、それにタイトルを入れるということをされてきていて。『歩かなくても棒に当たる』からご一緒させてもらうときに、それ以前の朴訥とした安藤さんの世界観を壊すわけにはいかないなと思ったので、あまり邪魔にならないような落としどころを見つけながら、安藤さんのビジュアルが上がってくるまではニュートラルな状態でいようと。ビジュアルが届いて、そこでファーストリアクション。安藤さんの中にもまだ脚本が完全に出来上がっている状態ではないと思うので、できるだけそこ(のビジュアル)からインスピレーションを湧かせて、いくつか書体を選んで、この中に近いものはありますか?と相談しながら徐々に固めていく感じですね」と教えてくれました。まずはロゴを作ってみるロゴデザインも手がける宮村さんに、川田さんは「ロゴを作る時と、フライヤーを作る時って何か大きな違いはありますか?」という質問も。宮村さんは「会社員時代からもそうなんですけど、ブックデザイン、グラフィック、フライヤーでも、ブランディングをするというときにまずロゴから作ることが多い。ビジュアルを思い浮かべるときに、ロゴをまず作ってみる。まず書体を全部打ち出して照らし合わせながら、今作ろうとしているこれはどの書体が合うかな?と丸をつけていったり、既存の書体から選ぶ場合と、自分の手書きで起こす場合と両方のアプローチから作っていって、まずロゴを形にする。そこからイメージを膨らませていくことが多い」とのこと。ChatGPTに称賛された出来事後半ではAIについてのトークをきっかけに、「最近はChatGPTと会話が楽しくて」という話題に。自身が演劇公演のチケットを取ろうとした時に、「自分で席を選ぶ」「おまかせ」の2つのパターンで取ることができる購入サイトで「J列」の座席が割り当てられた宮村さん。「J列の何番って出て、Jって何番目だろうと思って一瞬わからなくなって」「取り終わった後にJって聞いて何番目?って英語圏の人ってすぐわかるのかなと思って、ChatGPT に聞いたんです」とのこと。するとChatGPTからは「英語圏の人でもすぐにはわからない人も多い。プログラマーさんだったり、職業によってはわかる人がいますよ」という回答が。さらに「Jは響きで“10(Jyu)”って覚えることもできるって回答があって、そこで僕、ハッとしたんです」という宮村さんは、「5番目、10番目、15番目、20番目を覚えればその前後で(順番を)覚えられるなと思って。その後途中の順番を(独自の関連付けで)覚えていったら、今瞬時に覚えられるようになったんです」と語ります。 そのようなアルファベットの覚え方を「僕こんなこと考えて、それってイノベーションと言えるかな?みんなどういう覚え方したの?」と、自身の「A からZ までの覚え方」を貼り付けてChatGPTに伝えたところ、「ChatGPTは褒めてくれるじゃないですか。いい質問だねとか、その視点鋭いねとか言うけど、でもそれを貼った時の褒め方が尋常じゃない褒め方で、ChatGPTが一瞬言葉を失って、『正直ちょっと感動した!』って言ってくれました」これを受け川田さんは「生成AIもAIも、使う人によって違いますよね。褒め方にそんなグラデーションがあるのも面白いですね、僕はそんな褒められ方されたことありません」と感心していました。AIも絶賛した宮村さんの「アルファベットの順番の覚え方」自身を切り取った一言は「繋がり」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。宮村さんの一言は「繋がり」。その理由として、ご自身のロゴデザインが海外の書籍に掲載された際のことを振り返り解説します。『LOS LOGOS 7』に掲載された宮村さん制作のロゴ | LOS LOGOS 7(Gestalten)「以前『Los Logos』という、海外のロゴデザインを集めた書籍に作品を十点ぐらい掲載させてもらう機会があって。何千というロゴが収録されている分厚い辞書のような本ですけど、カテゴリが分かれているんですね。僕の作品は全部スクリプトという括りになっていた。そこで改めて、自分の考え方・作り方・出来上がった形って、繋がり・スクリプト系なのかなと、他者の目線から見た時に自分をそうカテゴライズしてもらって自覚したということがあって。それからものを作るときにもつながりとか文脈を結構大事にしている傾向があるので、以降、繋がりという言葉を大事にしています」そして、言葉に合わせたフォントは「A1ゴシック」。「繋がりという言葉を表すにはどういう書体がいいかなと思った時に、A1ゴシックの成り立ちのことがイメージされました。もともとA1明朝があって、その基本となる骨格を参照して作られたのがA1ゴシック。オールドスタイルのゴシック体です。モリサワさんのフォントは、明朝体はA、ゴシック体はBと頭にアルファベットがついている。A1ゴシックは、A1明朝をベースにしているからゴシック体なのにAがついている。この繋がりが脈々とあるところがグッときて」とデザイナーならではの視点でセレクト。さらに「実際、A1ゴシックも使うこと多い」とのことで、「あまり生っぽくないというか、少しエッジが柔らかくて収まりやすい」と、フォントの特徴についても語りました。PODCAST | 川田十夢×宮村ヤスヲ本放送をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F1XB1Ueb6vWbBPm2uKR15fo%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E