「綺麗なんだけどそれでも怖い」ところを追求2025年11月6日(木)より東京ドームシティ アトラクションズにて『暗闇婚礼 蠢一族お化け屋敷』がオープン。100本以上のお化け屋敷を手がけてきた五味さんの作風には「どこか美しさがある」と番組ナビゲーター・川田十夢さん。「それは心がけています」と五味さん。暗いお化け屋敷という空間の中で「散らかったもの、汚れたもの、乱雑なものというのは、恐怖につながりやすいんですよね。それだけでやっていっちゃうとただの汚い空間になっていってしまうので、エンターテインメントとしてそこに頼らずに、『綺麗なんだけどそれでも怖い』みたいなところは追求したいなといつも心がけています」とのこと。制作の過程について聞くと「多くの場合は設定、ストーリーから作っていきます。あるいはそこでお客さんが何をするか(を考える)」といい、東京ドームシティ アトラクションズで今夏まで展開された『怨霊座敷』シリーズの場合を例に「靴を脱いで入るというのがお客さんに課せられているミッションなんですけれども、『なんで靴を脱ぐんだ』というようなことを考えたり、そこを取っ掛かりにしながらストーリーを考えたり、そういうことでスタートしていく」と五味さん。%3Cblockquote%20class%3D%22twitter-tweet%22%3E%3Cp%20lang%3D%22ja%22%20dir%3D%22ltr%22%3E%EF%BC%8F%3Cbr%3E%E3%80%8E%E6%9A%97%E9%97%87%E5%A9%9A%E7%A4%BC%E3%80%80%E8%A0%A2%E4%B8%80%E6%97%8F%E3%81%8A%E5%8C%96%E3%81%91%E5%B1%8B%E6%95%B7%E3%80%8F%3Cbr%3E11%E6%9C%886%E6%97%A5(%E6%9C%A8)%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%B3%F0%9F%91%BB%F0%9F%91%BB%F0%9F%91%BB%3Cbr%3E%EF%BC%BC%E2%80%A6%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ft.co%2FziLpT1AWCl%22%3Epic.twitter.com%2FziLpT1AWCl%3C%2Fa%3E%3C%2Fp%3E%26mdash%3B%20%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%20%E3%82%A2%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%80%90%E5%85%AC%E5%BC%8F%E3%80%91%20(%40at_raku)%20%3Ca%20href%3D%22https%3A%2F%2Ftwitter.com%2Fat_raku%2Fstatus%2F1981208966446371216%3Fref_src%3Dtwsrc%255Etfw%22%3EOctober%2023%2C%202025%3C%2Fa%3E%3C%2Fblockquote%3E%20%3Cscript%20async%20src%3D%22https%3A%2F%2Fplatform.twitter.com%2Fwidgets.js%22%20charset%3D%22utf-8%22%3E%3C%2Fscript%3Eお化け屋敷に行く人のアンビバレンスな気持ち川田さんが「普通のお化け屋敷じゃない、動作・所作を一モーション入れたい、みたいなことがあるんですか?」と聞くと、「あります。怖いものと自分との関係性は、当然ながらちょっと遠ざけたいわけですよね。でもお金を払ってそういう怖い空間に入ってくるということは、近づきたい気持ちも持っているわけじゃないですか。それで(怖いものを)遠ざけたまま出られると、お客さんは外に出てから『つまんなかったね』とおっしゃるわけで、そうならないためには、近づきたい気持ちをうまく後押ししてあげるものが欲しい。それが、ある時にはミッションになったりする」と解説。さらに「お客さんは『怖がりたい』と言っていても、中に入ると『怖がりたくない』と言うんですよね。つまり後ろ向きになりながら入っていくものを、どうやったら前向きにしてあげるかを、こっち側がやらなきゃいけない。普通のエンターテインメントの場合は、お客さんは自分で積極的に関わろうと、あるいは前のめりになって楽しもうとするんですけど、そうしないんですよね。でもそうしないまま出口から出ちゃうと、『退屈だった』という風に言うので、一体どうしたらその複雑なアンビバレンスな気持ちをまとめるかということが、すごく特殊なエンターテインメントだなと思います」と、お化け屋敷に行きたい人の心理を分析。さらには「一緒に入っている仲間、恋人、お友達との関係性みたいなものも考えます。お化けという対象とお客さんの関係性だけじゃなくて、お客さん同士の関係性もすごく重要です」とのこと。「こんな自分が立ち現れるんだ」というのが楽しい川田さんは、全国各地で継続して開催されている、フィクションの貼り紙や遺留品などの物品や情報を集める『行方不明展』を例に挙げ「若い人たちが、また恐怖を新しく立ち上げているというか、結構ムーブメントになってるじゃないですか。どうご覧になってます?」と質問。「人というのは、何かを自分で発見したり、つかんだりということがやっぱり一番嬉しいんですよね。『行方不明展』は、あるエピソードとあるエピソードが、『あ、もしかしたらこれつながってるんじゃない?』と自分で発見できる。発見して誰かに話す、あるいはSNSでつぶやくことで共有していく。“自分で見つける”ということが、やっぱり喜びにつながるんだなということを思って。面白かったですよね」と評します。お化け屋敷という分野についても「何を楽しんでいくかと言ったら、“自分がちょっと違う自分になっちゃう瞬間”というのを見つける。怖いものを見たり、不気味なものを見たりした時に『こんな自分が立ち現れるんだ』というのが楽しいんですよね。怪しいものとか、あまり日常にないものというのは、割と意識して考えたりしています」と明かしました。お化け屋敷の原体験 叔母さんやいとこを脅かす夏休み五味さんのお化け屋敷に関する原体験についても質問。その原体験は、子供の時に自分の家にお化け屋敷を作っていたことだと言います。「夏休みに作るんですよ。長野が田舎なんですけど、東京から帰省して、叔母さんやいとこが来るじゃないですか。それに合わせて作るんです。それで、叔母さんやいとこを脅かすんですよ」「自分が仕掛けたもので大人が楽しむ、あるいは悲鳴を上げるということは面白かったですよね」と五味さん。また、キャリア初期に俳優・舞踏家の麿赤児さんとお化け屋敷を手がけたことも大きかったと話します。「スタートがそこですからね。麿さんのところの(舞踏カンパニー)大駱駝艦は、男性のダンサーは髪の毛も眉毛も剃って、全身白塗りで踊るんですけど、それが暗い暗闇の中からにゅっと出てきたら、もう怖いですよね。それで麿さんに、ああいう感じのものをやりたいんだと、麿さん怒るかな?と思ってビクビクしながら話したんですけど、『面白い』って言ってくれて。ただ単にアーティスティックなだけではなくて、すごくケレン味がある感じで演出をしてくれました」と振り返りました。自身を切り取った一言は「一つの穴を掘り続けている」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。「僕はこのお化け屋敷という本当に狭い、一つのことしかずっとやっていないので。100本以上お化け屋敷を作って、30年以上、ずーっと一つの穴を掘っている」として「一つの穴を掘り続けている」という一言で自身を表現した五味さん。フォントは「(書体見本帳を)めくった時にパッと目について、『これ一番いいんじゃない?』と思った」と「欅明朝 Oldstyle」をセレクトしました。PODCAST | 川田十夢×五味弘文本放送をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F2wjMrYZjdZZqD9x5v3uuVb%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E