“フォントの存在”を意識したのはいつ?秀親さんと塚田さんが1993年に多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業と同時に結成した大日本タイポ組合。2002年にイギリス・ロンドン、2003年にイタリア・バルセロナといった各地展覧会への出展など、海外でも活動。国内でも、昨年秋に公開された映画『TOKYOタクシー』のパンフレット、2024年には『Made in ピエール・エルメ』ホリデーコレクションのスリーブのデザインを手がけるなど、幅広く活動されています。%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fplugins%2Fpost.php%3Fhref%3Dhttps%253A%252F%252Fwww.facebook.com%252Fdainippontypeorg%252Fposts%252Fpfbid02seb8o5vG4SzdhRJJHWuy3V2J3JsmjZQanvfFQZ5QjXBVdMqNDocGaxc4cJYkw2Uml%26show_text%3Dtrue%26width%3D500%22%20width%3D%22500%22%20height%3D%22539%22%20style%3D%22border%3Anone%3Boverflow%3Ahidden%22%20scrolling%3D%22no%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22true%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%3E%3C%2Fiframe%3E%3Ciframe%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.facebook.com%2Fplugins%2Fpost.php%3Fhref%3Dhttps%253A%252F%252Fwww.facebook.com%252Fdainippontypeorg%252Fposts%252Fpfbid02xMHd6P8c3AAgRfiHALDEFKpbPxg8q8qpJLcae8gzT4SQU5Jx3gnJQuRCZAuCvkpNl%26show_text%3Dtrue%26width%3D500%22%20width%3D%22500%22%20height%3D%22848%22%20style%3D%22border%3Anone%3Boverflow%3Ahidden%22%20scrolling%3D%22no%22%20frameborder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22true%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%3E%3C%2Fiframe%3Eまず番組ナビゲーター・川田十夢さんが秀親さんと塚田さんの文字との出合いを聞くと、秀親さんは叔母が書道教室をしており、そこに通っていたことで文字が身の回りにあったこと、塚田さんはアニメ『超時空要塞マクロス』で登場する異星人「ゼントラーディ人」が使う架空の「ゼントラーディ文字」に興味を持ち研究したことと明かします。さらに川田さんが「フォントというものの存在はいつ頃意識するんですか?」と質問すると、秀親さんは、世代として「フォントというよりは書体」としつつ、「書体」を意識したのは「大学の卒業直前に一緒にもの(作品)を作り始めたのが最初」「(書体を)ものを作る素材として触れたことが多分最初なんじゃないかな」と振り返ります。塚田さんは、学生時代は「写植(写真植字)」の時代だったと語り「書体を選んで、大きさは何級って指定する。それから字の間・行の間を指定するということを学校でも習ったし、そういう風にしてものを作っていたんだけど、その頃はフォントとは言ってなくて」「(のちに)Macで書体を選ぼうとコントロールパネルを開いた時に、初めてフォントという文字を知った感じ」と回想しました。ユニークな作風の背景ユニークな作風が特徴の大日本タイポ組合。川田さんは、お二人がそのような表現方法を指向した背景についても質問。秀親さんは卒業制作当時を振り返り、前年の卒業生が「アルファベットでポスターを作っている」中で、「僕らが(アルファベットで)文字を組んだところで、欧米人に絶対かなわない。そうじゃないところで面白いことが何かないだろうかと漢字でもの作りをしていたというのが最初のきっかけ」と語ります。「日本人だから日本語書体を使った方がいいよねというのと、もう一つは、日本語も僕らはそんなに上手いこと使えていないかもしれない。その辺のちぐはぐさみたいなのも添えたいなと思って。だから決めすぎないこと、ちょっと外すことによって、ちぐはぐさをうまく出せたら…みたいなところで、少し面白かったりするところに行った」(塚田さん)「かっこいいものは作りたいですが、かっこよさよりも、面白さとか、発見したことを盛り込むことを重要視しているところは多いですね」(秀親さん)と、ユニークな作風に至った経緯を語りました。ユニット名の由来は?大日本タイポ組合のユニット名の由来についてもトーク。「卒業制作を終えた後、東京タイプディレクターズクラブ(TDC)に応募したんだけど、その際、東京タイプディレクターズクラブに対抗して、あそこよりもすごい名前にしようよって話をして。“東京”よりもでかい“日本”、でも“日本”よりもでかいのがいいな、でも“世界”はさっき言ったみたいに(長所についての前述のトーク)、あまり名乗ってもよくない…ってことで、せめて“大日本”にした」「“タイポ”のところは、もちろん文字があるから。それで、最後の“クラブ”に対する名称であれこれ考えて。二人だし、文字も組み合わせて作るし“組合”。こうして“大日本タイポ組合”になったんですよ」(塚田さん)とその過程を詳しく明かしてくれました。ちなみに、「タイポグラフィ」の略として「タイポ」とするも、「タイポ(typo)」は英語で「誤植」の意味。それを「最初知らなかった」と秀親さん。しかし「でも僕らの作っているものって、ちょっと誤植っぽく見えるものを目指していたり、そういう感覚があるので。そういう部分でタイポというのはあながちおかしくないねというので、そのままずっと来ている」とのこと。AIで生成される文字は「不気味の谷を越えていない」放送の後半では、生成AIをどう活用しているかというトークも。「画像処理する時に、前までは細かい必要ないものを細々と手で消していたけど、ピッ!てやれば消えちゃうじゃないですか。それを丁寧にやってくれちゃったりするので、使いますよ」と秀親さん。塚田さんは、ひらがなを何文字か書いて「この調子で字を作ってよとか、やらせてみたことがあるんですよ」といいますが「全然やってくれないのよ」とのこと。そこから「AIで画像が出てくる時に、文字が、ものすごいものが出てくるじゃないですか」(秀親さん)、「(AIは)文字は弱いですよね」(川田さん)、「いろんな変な漢字とかが出てきて、あれをみんなはAIっぽくて面白い…みたいに言うんだけど、僕はあれは完全に不気味の谷を越えていないと思っている。あれ(文字)に関しては、俺たちの方がまだまだいけるぞと思って」(塚田さん)と、AIはまだ「文字」に弱いのではという議論に。川田さんは、大日本タイポ組合の作風とAIの認識能力を踏まえ、「お二方は(文字を)グラフィックの一要素にしたりするじゃないですか。文字の形をしているものをグラフィカルにしたり、言語を超えたり、そういうものは何か“認識を超えてる”ので、ああいう発想はAIはないですよね」と分析しました。それぞれが自身を切り取った一言は?「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。秀親さんが自身を切り取った一言は「文字で大喜利をする」。「お題が出てきて、それに対してどう答えるか。それをやってきたので今まで続けていられるんじゃないかなと思っている。『そのお題に対して』どうするかというのを大事にしているし、これからもそれは続いていくんじゃないかなと思います」と言葉に込めた意味を語りました。フォントは「プリティー桃」をセレクト。「字の形が結構崩れていて、それをひっくり返したり、回したりすると、別の字に見えるんです。文字に別の見え方を見出すことが僕らはとても好きなので、すごく面白い部分を持っている」とのこと。塚田さんが自身を切り取った一言は「#グッドデザイソ」。「言葉遊び、ダジャレみたいなことを文字でもデザインしている。デザインの“ン”かと思ったら“ソ”だったみたいなところが面白い。僕のハンドルネームでもあるし」と語りました。フォントは「UD新ゴ コンデンス60」をセレクト。「あれこれおしゃべりしたりする時に、キュキュキュって詰めて入れたりすることが多いので、このUD新ゴ コンデンス60ですね。 60だと普通の文字の60%でいけるから、キュキュッと詰まってない」、さらにコンデンス(長体)書体であることを踏まえ「『何々して長体(ちょうたい)』っていうことです」とジョークで締めくくりました。PODCAS | 川田十夢×大日本タイポ組合本放送をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F1wHjdxFgA09S42Nu98rMaq%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E