20年前に手がけた時代を先取りしたサービス番組ナビゲーター・川田十夢さんは、J-WAVEによるイベント「INNOVATION WORLD FESTA」や、吉本興業による企画「NO BORDER」など、土屋さんと様々な機会を共にしていますが、最初にコンタクトを取ったのは「AR三兄弟をやる6年ぐらい前」、当時会社員だった頃だそう。「電波少年」シリーズをはじめ、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」など、数々のバラエティ番組の演出を手掛けてきた土屋さん。「土屋さん好きだから追っかけていたんですよ」と、かねてからその動向を追いかけていた川田さんは自身が会社員だった当時、土屋さんが日本テレビ在籍時に手がけたビデオ・オン・デマンド(VOD)サービス「第2日本テレビ」について、サーバーが「結構落ちていた」という点に着目。川田さんは「サーバーのテクノロジーに詳しかったので、CDNというものがあって、負荷分散システムを入れると(サーバーが)落ちないですよという(ことを)、インフォみたいなのが(問い合わせ窓口が)あって、そこにすごく長文を当時送ったんです」と振り返ります。「第2日本テレビ」は2005年10月に運用が開始されたサービス(その後後継サービスに移行)。約20年前にもかかわらず「(現在ではポピュラーな)サブスクみたいなことをやっていましたよね。 めちゃくちゃ早いですよね」(川田さん)、「そうなんですよね。CMを見るとポイントがもらえて、それでコンテンツが見られるとかやっていました」(土屋さん)と時代を先取りしたサービスで、土屋さんも「5年早いとか10年早いとかって後で言われますね」とのこと。「作ってるのがとにかく楽しい」そんな土屋さんについて川田さんは「作る人としてずっと現役でいらっしゃるし、僕としては憧れがあって、真似したいなと思っている」と語り、土屋さんは「好きですからね。作ってるのがとにかく楽しいんだもん」といいます。 「会社員としては出世の道もあったわけですよね。そこはもう蹴ったんですか?」と川田さんが訊ねると、「向いてない」と土屋さん。「(部下の)査定ってあるじゃない。やっている最中に頭が割れるように痛くなってきた。それで次の日に、僕の上司というか、ちょっと偉い人に『すいません、無理です』『部下のない役にしてください』と言った」と明かします。しかし「ものを作るということは、社内、社外、どんどん自由にやらせてもらって」という土屋さん。そんな活動の中で、「NO BORDER」で川田さんと共にする機会が。2019年に開催された、3Dスキャナで観客のアバターを生成、ステージ上でそのアバターが踊るというライブエンターテインメントで、「お客さんは(会場に)入ってからスキャンして、それがステージにスクリーンに出てきて、最後みんなが大団円のように踊るっていう」と土屋さんは表現。「自分の作った歴史の中ではかなり最高傑作に近いと思っている」とのこと。川田さんも「僕もすごい手応えあって」とのことで、川田さんのビジネスパートナーでもある株式会社コルク 代表取締役社長で編集者の佐渡島庸平さんからも「これは本当に川田さんが関わった中でも最高峰」と言ってくれたそう。さらに川田さんは「(大阪・関西)万博、時は経って見に行ったら結構『NO BORDER』みたいになってましたね」と表現。川田さんは「お客さんの中に足が不自由な方がいらっしゃって、その方が自分をスキャンして、公演中に自分が踊っている姿をスクリーンで見て、『普段は車椅子だけど踊れる気がしてきた』ってリハビリを始めたんですよね」というエピソードも振り返り、「僕は技術はずっとやっていたんですけど、もう首根っこ捕まれたみたいに『こうやって(技術を)エンターテインメントでするんだよ』というのを本当に見せてもらった気がします」と語ります。セルフドキュメンタリーをYouTubeで公開中そんな土屋さんが現在、精力的に更新しているコンテンツがYouTubeで公開中のセルフドキュメンタリー「世界百周」。「自分で撮って、自分で喋って、自分で編集して、自分で音楽つけて、毎週出してる」という土屋さん。コンテンツのコンセプトを聞くと「僕が何をしている時に死にたいかというと、世界の街でぶらぶらしてる時に死にたいと思って、それをするためには、(世界を)百周している間にどっかで逝けるだろうと。でも(百周するには)どうしてもお金がいる。ざっと考えると飛行機の世界一周チケットとか足しても250万円ぐらいかかる。その250万を、一周する間にカジノで稼げたらタダで行けるから、百周も行けるじゃないかと。カジノを回って勝負をしながら一周する間に250万勝てるでしょうかという」ものだと土屋さん。%3Ciframe%20width%3D%22560%22%20height%3D%22315%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fwww.youtube.com%2Fembed%2Fvn4Z54BeDN8%3Fsi%3DtJ6SKC0yLQIrLkoA%22%20title%3D%22YouTube%20video%20player%22%20frameborder%3D%220%22%20allow%3D%22accelerometer%3B%20autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20gyroscope%3B%20picture-in-picture%3B%20web-share%22%20referrerpolicy%3D%22strict-origin-when-cross-origin%22%20allowfullscreen%3E%3C%2Fiframe%3E川田さんが「世界百周」の面白さとして挙げたのは、「歳を重ねて、旅行に行くにしても、ちょっといい席でとか、いいホテルでとかってなっていきますけど、でもだんだんヒリヒリがなくなってくるというか。(一方で)ちゃんとヒリついて、無一文とかになっても、うっかりすると(借金で)マイナスも作りながら、土屋さんがヒリヒリしながら行く先々でカジノに寄ってはすごい顔して、勝った負けたって話をしている」こと。これには土屋さんも「やっぱりヒリヒリ体質ってあるんでしょうね」と同意。自身を切り取った一言は「笑って死ぬ」「Morisawa Fonts ROAD TO INNOVATION」では、ゲストに「自分自身の考えを自ら切り取る言葉」を訊ね、その言葉を、ゲストお気に入りのフォントとともに紹介しています。土屋さんは「あんまり振り返らないタイプなので、これからという意味で言うと」「笑って死にたいというのが今の最大の夢ですし、目標ですね」と、「笑って死ぬ」という一言で自身を表現。フォントは、見本帳を「全部見たんですよ。全部見てこれしかないって思った。理屈じゃないですよね。感覚的」と「リュウミン オールドがな+」をセレクト。「やっぱり、僕フォントを見るのすっごい好きなんですよね」と土屋さん。テレビ番組において「僕はテロップをものすごく大事にしていたから。フォントは好きですね」と教えてくれました。PODCAST| 川田十夢×土屋敏男さん本放送をディレクターズカットでお聴きいただけます。%3Ciframe%20data-testid%3D%22embed-iframe%22%20style%3D%22border-radius%3A12px%22%20src%3D%22https%3A%2F%2Fopen.spotify.com%2Fembed%2Fepisode%2F2jyYlg2afzI8W5sVUTQyZV%3Futm_source%3Dgenerator%22%20width%3D%22100%25%22%20height%3D%22352%22%20frameBorder%3D%220%22%20allowfullscreen%3D%22%22%20allow%3D%22autoplay%3B%20clipboard-write%3B%20encrypted-media%3B%20fullscreen%3B%20picture-in-picture%22%20loading%3D%22lazy%22%3E%3C%2Fiframe%3E